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「指定ごみ袋を考える会」からのひとこと
3.
炭カル無意味論の根拠
炭カル袋の「無意味性」についてパンフレットでは、たんに結論だけを示示すだけにとどめ、根拠となる説明を省いてしまったため、読まれた方々から「もっと根拠となる説明がほしかった」というお叱りを多数いただいております。内情を明かせば、そうした不備については編集側としても薄々自覚していたのですが、紙面の都合上、泣く泣く見送ったという次第です。皆様にはここにつつしんでお詫び申し上げます。
炭カル混入が無意味だという根拠を簡単に示せば、こうなります。
いま仮に炭カル30%混入の厚さ0.04mmのポリ袋があったとします(a)。この袋から炭酸カルシウムだけを抜き取ると、残るポリエチレンは70%分ということですから厚さは
0.040×0.7で0.028mmとなります(b)。
・炭カル30%、ポリエチレン70%使用、厚さ0.040mmのごみ袋……
(a)
・炭カルなし、ポリエチレン100%使用、厚さ0.028mmのごみ袋……(b)
ここで(a)(b)2種類のごみ袋を比較してみましょう。炉を痛める原因とされる焼却カロリーは、袋に含まれるポリエチレン量と比例しますから両者とも同じという計算になります。一方、強度はというと、純正ポリ袋である(b)のほうが余計な不純物を含まない分、若干強いはずです。つまり、たとえどのような炭カル袋を用いたケースを想定しても、それと炉負担は同等で、かつ強度では優っている純正ポリ袋が常に存在しうるはずだということを示唆します。よって炭カル混入は元来無意味なのです。
なお、これよりさらに詳細な論拠は「月刊廃棄物」95年9月号の「論争併記/炭カルごみ袋是か非か」という特集記事の中で十二分に述べられておりますので、そちらをご一読ください。ご希望される方へは記事の写しを無償にて提供させていただきます。
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